股

- 股の症状について
- 人体最大の関節であり、最高度の強度(安定性)を持つ関節でもあります。
骨盤と大腿骨で構成されている足のつけ根の関節です。大腿骨頭が骨盤に収納されている構造の為、安定性と体重支持において重要な役割を果たしています。
変形性股関節症
股関節は人体最大の関節で、下半身動作の起点として最も重要な役割を担っており、負担が強度にかかります。
股関節痛の代表的なものが変形性股関節症です。使い過ぎや体重増加による事などがあげられます。
股関節の軟骨がすり減り、大腿骨と骨盤に骨がぶつかる事で痛みを出します。
激しい痛みで歩行困難な場合でも、骨格調整や関連する筋肉にアプローチする事で、症状が改善していくので全身的なアプローチからの治療が大切です。 - 先天性股関節脱臼
- 女児に多い疾患です。ほとんどが生後すぐに発見されますが、歩行可能になってから歩き方が異常であることを指摘されて見つかる例も見られます。
整復後、出産・加齢に伴い、股関節痛が起こることがあります。その場合は早期の施術が必要となり骨盤調整が有効です。 - 単純性股関節炎
- 小児の股関節痛の中で最も多い原因です。3~6才の子供に多く、風邪を引いた後、数日してから股関の痛みを訴える場合があります。微熱を認めることがありますが、通常一側の関節に発症し、安静により2~4週で改善していきます。他の疾患との鑑別が必要になってきます。骨盤を調整して骨格のバランスを正し、股関節の可動性・適合性(安定性)を高め、周囲の筋緊張を緩和し、症状の寛解を目指します。